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低すぎる給料に耐えながら要介護者とその家族の精神的、肉体的な支えになる介護士

人口減少の続く社会でありながら高齢者が既に3千万人を超えて、人口の4人に1人以上になっています。また、関係者の間で危惧されている2025年問題では2025年に約8百万人の集団である団塊世代が全員、後期高齢者となり、認知症患者が7百万人、その予備軍が4百万人に達すると報じられています。この時点で高齢化社会特有の症状を発する人が現れて要介護者が7百万人に達すると予想されているため、毎年、高齢者の様々な体調に応じた医療、介護施設やその施設職員の増強が図られています。介護の現場で中心的な立場となる専門職が介護福祉士で国家資格所有者です。介護の現場として様々な要介護者用の施設だけでなく医療機関や高齢者の自宅等があり、また、介護の仕事内容も食事、排斥、入浴等、身の回りのことから掃除、洗濯や買い物等の家事、会話や見守り作業、あるいは、家族への介護指導まで幅広くあります。

介護福祉士はケアワーカーや介護士、あるいはホームヘルパー等と呼ばれることもあります。もちろん、こうした呼び名の介護職員でも働く介護現場の違いや状況で仕事内容が少しずつ異なる程度ですから、どの呼び方の職員でも介護福祉士と殆ど同じ仕事をしています。最近、不人気業種で人手不足の続いてきた介護職員への待遇改善が図られつつありますが、依然として彼らの給料が他の職業と比べて相当低いことから求人企業にとって募集しても必要人数の集まらない欠員状況が続いています。一方、医療、介護施設へ要介護者を収容しきれない事態が予想される2025年問題に対応するため、国では従来からの対応策を改めて、在宅介護に力を入れるようになっているので、医療、介護の仕事をチームを組んで行う職員を抱える訪問介護ステーションの設置が急増中です。

しかしながら、介護士は各家庭に立ち入って要介護者とその家族に関する個人情報を知り、身体の介助まで行うわけですから、最初の段階で要介護者とその家族との間で信頼関係を築くことが必要不可欠です。その上で、要介護者の症状や体調が一人ずつ異なっていて、日々の体調変化を冷静に見極めて一人ずつの体調管理をまとめる必要があり、精神的に気の抜けない仕事です。しかも、要介護者の介護が長引けばその家族に精神的、肉体的な負担が重くのしかかり、共倒れになりかねない事態も起こっています。そこで、介護に関する家族の抱える悩み事の相談に応じる等、介護指導にも気を回すことが仕事内容に入っています。また、要介護者の体調急変に駆けつけることもあり、365日、24時間の交代勤務が必要です。従って、自らの家庭生活とのバランスをとることが一筋縄でいかないため、介護現場で求人募集をしても応募者がなかなか集まらない状況に変わりがありません。

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